期待されるフィニッシュ

Photo-Finish predicted in Vendee Globe Thriller



バンディグローブのフィニッシュのスリルを予感させる写真

1月16日

 

バンディグローブはArmel Le Cleac'hとAlex Thomsonのペアーで最後のぎりぎりまで争われています。フィニッシュまで最後の1000マイル二入り、彼らの差はわずか78マイルです。

 

ThomsonはLe Cleac'hが12月2日にリードを取って以来、追いつこうとしてきました。しかし、レースが最終の数日に入ってから彼は追跡者からハンターに変わりました。彼は彼のライバル、フランス人にレースが終わるまでに致命的な打撃を与えられると信じて残忍な追跡をしています。このイギリス人のスキッパーはタイミングよくフランス人スキッパーに警告を与えています。今日、彼は24時間の単独帆走距離の偉大な世界記録を打ちたてました。Hugo Boss号のスキッパー、Alex Thomsonは、順位報告更新のUTC:08:00に至る24時間に536・8マイルを走り、肝をつぶすような平均速度22.4ノットを維持しました。この距離は2012-13のバンディグローブで優勝したFrancois Gabartが打ち立てた534.48マイルの記録を破りました。その時はLe Cleac'hはわずか3時間遅れで迫っていました。この称えるべき新記録はThomsonのいい前兆と考えることができます。彼は27年のレースの歴史の中で初めてのイギリス人優勝者になることを目的にしています。彼は実際にGabartの記録をレースの期間で2週間、24時間で535.34マイル帆走しました。しかし、記録のルールでは全1マイルが付け加えられなければならないと記されています。Thomsonは以前に2003年から2012年までの間468.72マイルの距離の記録を持っています。この新しい記録は今、世界セーリング・スピード記録委員会の認定を待っています。

 

Banque Populaire号のスキッパーで事前レースでの最有力候補Le Cleac'hはフィニッシュへ向けた彼の走りでのんびりしている暇はありません。同じ24時間で、彼は平均速度21ノットで515マイルを駆け抜けました、UTC14:00の報告で、スペインの北西のフィニステール岬の緯度で、わずか78マイルの差で、Le Cleac'hはThomsonの21ノットのボートスピードと同じでした。レ・サーブル・ド・オロヌのバンディの港のフィニッシュラインへ向かうことよりもむしろ、この2隻は、現在彼らの東への通過を拒んでいる高気圧を避けるために北東へ向かうことを続けなくてはなりません。明日までに風とそれに寄るボートのスピードは落ちるでしょう、そして数日間微風での帆走が先に待っています。両名とも木曜日19日のフィニッシュが予想されています。可能性としてはわずか数時間のずれです。

 

船隊を通してみると、今日、先頭から最後尾まで9000マイルに分かれています。Thomsonの新記録に賞賛の声が上がっています。「Alexの記録はまじめに感銘を受けました、」というのはニュージーランドのConrad Colman です。彼は先頭から6000マイル遅れています。「私は必死に彼の平均スピードを注視していました。そして、23ノットで24時間を維持するという考えは思いもよりません。私は新世代のIMOCAは信じがたいと思っています。そして陸に戻り次第、自分の新プロジェクトを固めることをし、「飛行」クラブに入ります。」 5位のQueguiner-Leucemie Espoir 号のスキッパー、Yann Eliesはは付け加えて:「素晴らしい成績だ。AlexはArmelのスピードよりもわずかに上の平均スピードを維持することができるように思える。なので、私たちは最後の4日間を注意して見つめています。」

 

Thomson だけが今日賞賛されるスキッパーではありません。11位のFabrice Amedeoと12位のArnaud Boissieres の両名は南アメリカの最南端、ホーン岬を回りフィニッシュラインに向かって大西洋を北上し始めました。AmedeoはUTC:01:40にわずか4時間遅れのBoissieresを引き連れて回りました。13位のスイス人セーラーAlan RouraはUTC:14:00にちょうど30マイル遅れて、次にホーン岬を回ります。Rich Wilsonは14位でなお150マイルを残しています。一方で65歳のオランダ人セーラー、Pieter Heerema は地球上でもっとも陸地から離れた場所と言われ、人が住んでいる陸地から1700マイル以上離れているPoint Nemoを通過しました。「今、私はホーン岬をできるだけ早く回りたいと思っている、」彼は言いました、「それは本当にカギとなる道しるべだ。私は今このレース70日目だ。そして、なお長い道のりが待っている。楽しんでいるが、もう十分だ。」

 

引用

Jeremie Beyou (Maitre CoQ号):

「私はフィニッシュまで10日以内になりました。それは心理的に大事です。なぜならば、今、日にちがまったく終わりに向かって進んでいないように感じていたからです。マイルを何も稼がない日々はちっとも面白くありません。過去数日の間に、私は先頭をスピードを上げて走る2隻を見つけました。今度は私がスピードを上げる番です。私はフィニッシュをおよそ7日でしなければなりません。しかし、私は自分の航路が示すよりも早く走っています。3位で私の自動操舵装置は順調に作動しています。そして、最後の風見計もデッキの上に設置しています。私は走りながらもいくらか睡眠をとっています。今欲しいものすべては先がいい天気であってほしいことです。」

 

Pierer Heerema (No Way Back号):

「私は陸から最も遠いPoint Nemoです。私は安全ぎりぎりの非常に厳しい走りをしています。なぜなら私は艇を一つの物体として維持しなければならないからです。天気は霧で150m以上視界がききません。そのため、船が通過しても私はそれに気づくことができません。AISの上で、私が4、5週間の間に3隻しか船を見ることがなかったのは少し気味が悪いものです。太平洋にいる間中、私は50マイルの範囲内でAIS上に船をまったくみませんでした。私は問題を脇において、それがうまくいっていた時に得たことで私ができることをし始めました。今は全精力を艇を帆走することに傾注しています。そして自分が達成した早さは2度目です。私は太平洋を問題なく横断しています、そしてその横断に非常にいいタイムを出したと思っています。」

 

Jean Le Cam ,Finistere Mer Vent号:

「私がこのように休息するようになって数カ月になります。その結果、私は起きた時、すべてがこわばったように感じるのです。それはあたかも体が完全に変わっていくような感じです。その瞬間は何のセールのチェンジもできなくなります。そこで私は少し休むようにします。タスマニアから私はYannのそばについていました。時には彼が上位に行き、ある時は私でした。私達は高気圧の端を横切らなければなりませんでした。そしてそれから低気圧の南を通過しなければなりませんでした。最新の航路では私は9日間と17時間を残しています。それで、私は25日か26日に到着するに違いありません。次世代のボートはフォイル用にデザインされそして平均スピード22ノットを達成します。そのため、彼らは南氷洋で低気圧のスピードとほぼ同じになります。私は全ての海草に飽き飽きしています。それは舵の周りに巻きつきます。同じ4年前と2年前のバルセロナ・ワールド・レースでは笑いました。下りの航路では何も付かずに問題がなかったのに上りの航路では海草が付着しました。ちょうどいま、波がデッキの上で砕けました。そしてそこら中に海草が付着しました。」

 

Conrad Colman (Foresight Natural Energy号):

「環境は大変に良好です。この先、向かい風の帆走の1000マイルを残した者のためには環境はこの上なく良好です。私は雲一つない青空に、比較的穏やかな海にいます。そして、すべてが灰色で、私を殺そうとした南氷洋の後では、全く率直に言って、ここは本当に素晴らしい。Nandorは800マイル先にいてそして全く違う風の中にいます。そのため彼に追いつくチャンスはありません。私のセールの予備は今ほとんどありません。私はもはや使い物にならない、3枚のセールを持っています。そしてそのことは性能を発揮することに対して大きな制約になっています。Eric (Bellion)は向かい風で帆走できるか、またはソレントとワンポイントリーフで進むことができるにもかかわらず、私は私はいつもセールを交換する重労働をせざるを得ません。私には理想よりもう一つ大きセールと小さいセールしかありません。私は艇を走らせるために常にそれらを交換する必要があります。直線の瞬発力を争うレースでは、私は彼らに追いつけません、そこで私は私に味方する天候を通過する、面白い道を見つけなければなりません。」

 

Yann Elies, (Queguiner-Leucemie Espoir号):

「普通の航海をする船員はすべての海草に注意を払いません。しかし私はFigaroのレーサーです、それらは不愉快です。なぜならば、それらは舵や、ダガ―ボードのいたるところにまとわりつきます。舵の形を変えてしまいます。そして、それはキャピテーション効果を生みます。(泡が発生しスピードが落ちる)そのためボートの舵を取るのが難しくなります。時々、停止せざるを得なくなり、舵を持ち揚げてすべての海草を取り除く必要が出ます。海草が繁殖したエリアは成長しているように見えます。私はBretonのように海草の急増を見たとというのが理解できました。私はカリブ海の天国の海に、海草が広がらないような解決策が見出されると希望しています。」