English Original
7日目:ガーボベルデ諸島でのゲーム
11月12日
イギリス人スキッパー、Alex Thomsonは、北東の風の貿易風の中で、彼のHugo Bossが証明した速度平均で、バンディグローブ中、2位に戻りました。しかし、報告された時間には魅了されました。29隻のボート船隊のリーダー達は、彼らのガーボベルデ諸島を通過する際の尊敬すべき戦略を使い
つくしました。そしておそらく彼らは次の指示を決めなくてはいけません。障害物である無風地帯(熱帯収束帯)が現れるまでに残された時間は450マイル分です。
Thomsonの衝撃的なスピードは、彼を、この前の火曜日17:00に付けた順位でHugo Bossが追いついて以来、ここ4日間リードしていたLe Cleac'h に24マイルとせまり、2位に戻しました。このイギリス人スキッパーは今日24時間で479マイルを走りました。前回のバンディグローブで優賞したFrancois Gabart がつけた534マイルに次ぐ単独単胴艇の記録に恥ずかしくない記録です。レ・サーブル・ド・オロヌから赤道までの記録、Jean Le Camの10日11時間28分は破られるかもしれません。
Sebastien Josse (Edmond de Rothschild号)は5位、3位のVincent Riou (PRB)はThomsonの12マイル後ろにつけています。彼らは、多くの島からなる島の高い火山が作る風の陰による不利を避けようと、少し西にコースを取っています。北西に最も遠い島、サントアンタン島は2000m級の2つの山があり、この高地が北東から吹く貿易風を100マイル近く吹き降ろしで遮っています。LeCleac'h の取ったコースでは島から10マイル以内で彼は捉えられました。しかし、この最初の島はわずか12マイルの長さしかなく、リスクが計算できるように思われます。Alex Thomsonは今朝、彼は島の間を通ろうとしていることを認めました。それは高地が原因の吹き降ろしを速力の加速に有利に使うためです。しかし、それはまた不安定な空気の地帯を認識しなければならないことでもあります。新人のMorgan Lagraviere (SAFRAN号)はThomsonのHugo Bossの航跡を追っています。しかし、この午後13:00では西へ難しい回頭をして、Riouと彼の競争相手達に対して西への距離が離れました。
「これらの島の後ろに、きわめて大きな風の陰(風の落ちる所)がある。そのため、行動は少しナンセンスだ。」とThomsonは今朝言いました。「私は突風を受けるまたは回頭する、または激しすぎる波に乗る、そのどれも確実にしないように注意することを、ボートからいつも要求されて、私の帆走計画は切羽詰まっている。ボートに何事も起こらないようにいつも見張っておかなければならない」
固まった7隻、Le Cleac'h 、Thomson、Riou、Lagraviere、Josse、Jeremie Beyou (Martre CoQ号)そして新人、Paul Meilhat (SMA号)は8位のYann Elies(Queguiner-Leucemie Espoir号)をはっきりと引き離しています。しかし、Eliesは元SAFRAN号の特別ギアーを見つけてこの午後は21ノットで走っています。
無風地帯に、先頭集団は明日の夜に達すると予想されています。それは活発すぎるように見えず、広すぎるようにも見えません。
西経30度付近の狭い帯状に存在し、それはわずか60マイルの幅とみなされています。そしておそらく南半球へ通り抜けるための最適な地帯と証明されるかも知れません。
しかし、このペースと特にフォイル艇の強烈さはスキッパーたちにとっては厳しい環境です。厳しさに強くない、Jeremie Beyou、は今日
コメントしました。
「それはすごかったSolitaire du Figaro レースのように、ガールボーデを通過するまで激しく、そしてやがて熱も冷めるでしょう。スタート以来早くすぎました。そして私たちは一固まりになっています。本当に最高の舵を取らなければなりません。今朝のスピードは、本当にこの時上がって、20ノットから30ノットです。19ノットから30ノットの間では舵取りはきわめて困難です。それは、今まで経験したことがない、耐えられないほどの大騒音です。もしヘッドホンを付けなかったら20分後にはそれ以上立っていられないでしょう。私は波にドスンとぶつかり、そしてある日に一セット失いました。この騒音は全てのボートを通して響き渡るもので、そして身体も通り抜けるでしょう。」
大変に経験のある国際的なスキッパーの一団のレースは、先頭から数マイル遅れているとはいえ、骨格であるスーパー60歳が接近しながら威勢よく戦っています。Nandor Fa (Spirit of Hungary号)とRich Wilson (Great American Ⅳ号)は同じ緯度に並んでいます。とはいえ、75マイルはなれています。二人ともすでに一回バンディグローブをめいめい完走しています。しかし、それと同じ試合はGroupe Finotの設計した元Hugo Boss号に乗った、白石康次郎(Spirit of Yukoh号)とStephane Le Diraison (Compagnie de Lit-Boulobne Bilancourt号)です。
Le DiraisonとWilsonは2晩前、電子メールを交換しました。彼らはその時お互いの近くを通過しました。お互いのナビライトがはっきりと目視できました。
引用:
Kito de Pavant (フランス)Bastide Otio号:
「私は天気が悪くないと気に自分の時間を取りました。時には風がなく、そして25ノットにもなる、操縦は非常に難しい。私は間違った洗面袋を持ってきてしまし、耳栓がなく世界一周をするの1本の剃刀しかありません。」
Paul Meilhat (フランス)SMA号:
「私はタックする(進路変更をする)地点を帆走しています。そこではフォイル艇は早さが出せません。風向きが真正面に代わり捕まる瞬間があります。しかし、私はペースを崩しません。昨夜は夜中じゅう、実際に平均20ノットを維持しました。そしてボートは早く走らせても安定していました。また、貿易風は大変安定しています。昨夜22ノットから25ノットでした。そして、私はよく眠れました。今夜ガーボベルデ諸島を抜けるには風の陰をどう扱うか戦略が大変重要になります。今、私は他の人がどうしようとしているのかを見ることに集中しています。無風地帯までの予想は2日です。。おそらく月曜日(14日)です。そして物事は極めて良いように見えます。Thomas Coviiie (2000-01年にバンディグローブに出たヨットレーサー)はそれらの島をうまくすり抜けました。もちろん早いボートに乗っていましたが。それとは違い、私はそこを西にかなり離れて通り抜けなければなりません。通信して他の人と比べてどれだけ自分が評価されているのか理解するのは士気が上がります。私は極めていい状態です。このペースを維持すること以外に良いことはありません。」
Didac Costa (スペイン)One Planet One Ocean号:
「私は今朝、ガリシアの立ち入り禁止区域、TSS(航路分離帯)を通過しました。そして南に向かうためにフライイング・セール(追っ手の風を大きくうける帆:スピンネーカーのような)をすでに揚げました。私は中型のスピンネーカーを空中高く掲げてセーリングしています。物事がうまくいっていて幸せです。雲もほとんどありません。私はまだすごく時間を縮めようとして帆走していますが。他の艇の位置報告をダウンロードしました。彼らが極めて先遠くにいることがわかりました。(笑い)しかし、それに対して私にできることは多くありません。カナリア諸島を過ぎると天候がはっきりしません。;風は少し気まぐれのように見えます。私がそこに入るには4日から5日ありますので、何が起こるか待って見ることにします。しかし、カナリア諸島までは多かれ少なかれ物事は極めて良好です。いずれにせよ非常にいいことです。私は何も深刻なことが起こらないように、そして私が何も壊さないことにも、特に最初の数日の間は注意を払っています。このレースは非常に長いのです。今は、私は自分のペースでやっています。士気は上がっています。レースのことよりもボートのことを考えています。そして徐々にもっともっと自信を付けます。そして、もっと競争そのものを考えます。」
翻訳:Watson Courtier
as of Nov.14 2016.