高度な衛星監視のもとでのバンディグローブ・レース

１１月３日。

 

バンディグローブは唯一の単独無寄港無支援世界一周ヨットレースです。

「海のエベレスト」というニックネームのレースは、創設以来１３８名のセーラーの内、ただ７１名のみが完走しました。

この数字はいかにこの世界的なイベントが困難なものかを示しています。その中では、セーラー達は、南氷洋をおおう、とてつもない寒さに、大波に、そして恐ろしい空に向き合います。

極端なコンディションは優れた手段を必要とします。レース部門はCLS (CNESの下部部門、Collecte Localisation Satellite )にこの近代の冒険を宇宙から見張ることを頼みました。

 

衛星からレースはモニターされます。

 

CLSのおかげで、帆走艇はバンディグローブ・レースの期間を通して衛星からモニターされます。

それぞれのボートは「MAY YI」位置表示援助ビーコンを装備しています。これらのビーコンはボートの航跡を監視できるように、常にメッセージを送っています。この位置表示装置のおかげで、パソコン上の航路で、セーラー達の順位付けをし、一般向けに地図を作成し、そしてまた同時にスキッパーたちの海での安全性を向上させることができるのです。

 

恐ろしい氷山は衛星から発見されます。

 

CLSはバンディグローブに衛星データを処理して、その知識を提供します。そのデータは、レーダー映像、海面の高さ上昇データ、そして、南氷洋から流れ出す流氷を防ぐための現在の海の状況などです。

 

トゥールーズとブレストをベースにした２４時間休むことなく警戒している、宇宙データセンター

 

CLSはレースとその安全のために彼らのベストチームを提供してくれます。トゥールーズのデータセンターはおよそ１３０の衛星からデータを集めます。この衛星の中のいくつかは、スキッパーのリアルタイムの位置を得るのを助けます。それは恐ろしい流氷を見つけ、海の状態（温度、海流など）を集め、そして、危険な流氷を予想するためです。

 

翻訳：Watson Courtier

as of Nov.5 2016.