English Original
スキッパーたちの声
11月7日
今日のお昼の無線連絡で、ここに数件のメッセ―ジがスキッパー達から届いています。第8回バンディグローブの始まりで、大変にきびしい夜を過ごした後のメッセージです。この変化が激しい状況と早いペースで寝る暇がない中で、先頭集団は強い風を受けて、そろそろフィニステール岬を回ろうとしています。
Didac Costa のOne Planet One Ocean号は(今だにレ・サーブル・ド・オロヌ港にいる):「私たちは昨日からいくつかの処理をしました。問題点を特定し、違う設備設計をしています。今は作業を終わらせることが懸案です。再び出港するために昼も夜も作業をしています。いつセールを揚げられるか今のところ定かではありません。遅くても1日か2日以内でしょう。天候を見ています。しかし今、主要なことはボートをきちんとすることです。明日はフィニステール岬をうまく見ることはできませんが、水曜日か木曜日にはそこに行きつく、それが目標です。明日の夜可明後日の朝にはボートの準備が完了する予定です。私たちが港に戻るや否や、他のチームから多くの援助の提案をもらいました。そして地域の消防隊から多くの支援を受けました。私たちは数週間前に彼らを訪れて知り合ったばかりでした。私たちはすべての物を乾かすのを助けてをもらい、コーヒもごちそうしてもらい、泊まるところもどこかサポートしてもらいました。それは全く技術的な援助ではありませんでしたが、それは私たちが元気を出す手助けでした。私はそのすべてで大変に元気づけられました。」
Enda O'Coineen(アイルランド)、Kilcullen Voyager Team Ireland 号:
「それはきつい夜でした。私はそれを極めてうまくこなしました。難しくしないようにし、代わりにゆっくりと優しくするようにしました。明るくなって太陽が出て、風の角度はおよそ120度、15ノットの風でボートのスピードはおよそ9ノット、全て良好です、そして私たちがフィニステール岬へアプローチするのにふさわしい美しい日です。私
は、メインセールを2ポイントリーフ(縮帆)して、ジブ(船首の帆)はコード3を使い、極めて消極的にセーリングしています。私はもっとセールを揚げることについて、最小限にしています。私の言葉の一つはそれをしよう、他の言葉は気にするな、です。私はこのレースの中でそれを実行しています。私のスタートはひどいものでした。私は興奮しすぎてスタートラインを越えてしまいました。私は5時間のペナルティを取るか、戻るかを決めなければなりませんでした。そして、私はおよそ1時間をロスしてしたと思います。それには少し拍子抜けしました。私はそのことでそこにいた自分の支援者たちをがっかりさせたことを後悔しました。しかし、そこで見た通り、私は約1時間かそこらをロスしました。私はNo Way Back号を見ました。彼は非常に控えめにセーリングをしているようにみえました。そのこと以上に、なんと早く船隊が見えなくなったのかが驚きでした。対照的に、一人取り残されたのは奇妙なことでした。私はいいところを見せられませんでした。私はスタート前に自分のバイクをとんぼ返りさせました、そして自分の仕事ができませんでした。修理に時間がかかるでしょう。私は回復の途上にあります。みっともない。ちょっとした間違いをしましたが、本当は何の影響もないのです。」
Nandor Fa (HUN) Spirit of Hungary号:
「今、すべて良好だ。今少し太陽が出た。私のセーリングは北からの軽い風で極めて良好だ。初めての夜は極めてひどかった。風が5ノットから40ノットにまで吹いた。ボートハ5ノットから19ノットまで色々なスピードで走った。私はすざましい水しぶきを受けた。多くのセール交換は厳しかった。しかし、一方で私は極めて幸せだ。ボートはなんともない。それは厳しい夜だった、信じられないスタートだ。今まで見たことがない人には、それがどんなか、想像がむつかしいだろう。それはわずかレ・サーブル・ド・オロヌで起こった。いいスタートを切ったが、私は船隊の中での自分の順位には本当は不満を持っている。しかし、私は自分の前に大型客船が海の上で恐ろしい嵐にあっているのを見た。ゆっくり行かなければならなかった。しかし、やがてスピードを落として、なぜゆっくり行かなければならないのかわからなくなった。私は夜のうちにもっと早くいくべきではないのか。しかしやめた。私はこの進捗に本当に不満だ。これは長いレースなのだ、しかし、私はスタートして不満を持った。私はいい位置にいる、しかし、速力では多くを失った。なぜ速度を落としたかわからない。」
Paul Meilhat(SMA号):
「なんという最初の夜だろう!10時間のスコールは地獄でした、そして、早い足取りでついてきた30ノットの霧。2回のセールチェンジとメインセールの2回のリーフ(縮帆)。私たちは今、ア・コルーニャへの追い風でセーリングしています。そして、視界にMaitre CoQとPRBが見えます。私は余り寝ていません。食べてもいません。私たちはスコールの間で濡れたものを乾かそうとしています。いずれにしても、私たちがバンディグローブを出発している中でまだ沈んでいないということです。」
Jeremie Beyou(Matitre CoQ号):
「夜中中ひどかったです。私はスコール二つかまりました。何が起こったのか理解できませんでした。私を追い越してゆく他艇を見ました。私は2~3の問題を抱えていました。舵が持ちあがり、船が風に向かい船首を立てます。私はウインチの上に落ち、歯を折りました。医者を無線で呼びました。」
Jean Le Cam(Finistere Mer Vent号):
「このようなことが起こるとスタート前にわかっていました。風はいつも変わっています。たえず調整しているように譲歩しなければなりません。スタートは休む十分な時間を与えません。しかし、私はアルベルト王子と一緒の写真を撮れて幸せです。スタートのためにすべてのボートがそこにいたのは驚きです。すべての見学者が獲物の鳥のように並んでいて、そしてやがて、全てのリブ(小型救助艇)がいました。私たちはなんの問題もなしに出航出来て幸運です。いずれにしても大変に早く進みました。準備には十分な時間がありませんでしたので、終わらせ、すべてを見つけ出す時間を取っています。どこにトイレットペーパーをしまったか決して忘れないでください。」
Vincent Riou(PRB):
「風が非常に変わりやすい。私たちはフィニステール岬ヘ向かう分れた帆走方式に挑んでいます。それに取り組まなければなりません。先頭集団はおそらくこのエリアの内側でのセ-リングに挑んでいます。私は先頭の彼らに追いつくことに多くのエネルギーを注ぎ込んでいます。」
翻訳:Watson Courtier
as of Nov.8 2016.