厳格な安全と救助手順

Strict Safety & Rescue Procedures

English Original

厳格な安全と救助手順。

10月30日

 

スキッパーの安全はレース方針に取って最も高いなすべき優先順位です。彼らが取っているリスクに見合うだけの安全と救助への挑戦を要求されています。コース上のスキッパー達は、どんな場合でも仲間のスキッパー達が助けに来てくれる、または救助当局が常にどんな事故にも出動できる体制にあることを信じています。

 

バンディグローブのスキッパー達には危険と手順についての情報がよくいき渡っています。海上に一人で、しかも数百マイル最も近い可能性のある救助隊から離れてスキッパーたちは素早く危機的な状況から立ち直るのか、知っていなければなりません。それぞれのセーラー達がメディカル・トレーニングコースを受けなければなりません。しかし、同時にサバイバル・スーツに身を包んで水中で自分を取戻すワールド・セーリング・サバイバル・コースも受けなければなりません。挑戦者たちは応急処置の講習修了証書と外洋医療承認書を必ず持たなければなりません。これらのコースに加えて、バンディグローブの担当者達によって、追加のクラスとトレーニング・セッションが用意されています。

 

9月9日に戻って、救助作業のみならず危険な状態を体験した、仲間のスキッパー達、Paul Meilhat (2015年のTransat Saint Barth / Port-la-Foretレースでけがをした)や、Bernard Stamm (前回の2013年のレースで嵐の中でボートを見捨てるしかなくなった)、の様なスキッパーたちの説明会が実際的な助言を含めて行われました。みんなセーラー達はいかにオーストラリア、ニュージランド、そして南アフリカの救助隊がフランスとは違う方法を使っているかを学びました。

 

レ・サーブル・ド・オロヌを出航すると、艇は競争を校正に安全にすることを保証している、この型の艇のルールを尊重しなければなりません。復元テストはボートがカンティングキールを使って復元できることを確かめるためにおこなわれます。「IMOCAの規則は会を重ねるに従い安全性を向上させてきました。」レース役員の1人 Guillaume Evrardは説明しました。「jean Le Cam が2008年のレースでホーン岬で転覆して以来、それぞれのスキッパーはもし中に閉じ込められたらスキッパーを救うために船体のどの部分を突き破るのかはっきりとしておくことが求められています。前回のバンディグローブでは、幾人かのスキッパー達がキールやマストに問題を起こしました。それ以来、これらの部分は同じ仕様になりました。

 

安全性検査はフランス・セーリング連盟の手によって、レ・サーブル・ド・オロヌの浮桟橋で行われます。計測員たちとそのアシスタントたちは正しい安全装備がそれぞれのボートに積まれているか、この単胴艇たちはレースに耐えられるか、を確認します。

 

今年のバンディグローブでは、氷の入口(Ice Gates)に変わって、南極大陸の周りに、立ち入り禁止区域が設けられています。レース役員はCLS(気象情報を提供するフランスの宇宙分析センターCNESの下部機構)と密接な協力で作業をしています。

この会社は多くのソース、衛星、レーダー、気圧測高装置などを使って南から流れてくる流氷を警戒するデータを提供してくれています。

 

翻訳:Watson Courtier

as of Oct.31 2016