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「復帰できるとは夢にも思わなかった」と、Sebastien Destremauは言いました。9月22日
バンディグローブでは小さな出来事が大きな感動を生みます。私たちはそれを色々な思いで、人から人へわずか数日で伝わった Sebastien Destremauのケースに見ることができます。スタートを2か月後に控え、検査が行われていた時に、マストを失ったことは今では昔物語になりました。他人からの多くの援助のおかげで、ツーロンから来たこのスキッパーは別のマストを手に入れました。それだけがいいニュースではありません、Sebastien は最近、最大のパートナー、TechnoFirst社と契約を結んだことを発表しました。私たちは新しい名前を刻んだ艇の上でスキッパーと面談しました。
Sebastien, あなたは自分のプロジェクトのために新しい最大のパートナーを見つけたとバンディグローブの記者会見で発表しました。何が起こったのですか?
「まったく簡単なことです。数か月前、TechnoFirst 社は私にCalro Solo Transat (Lanzarote と New Port 間の単独レース:記者注)のためにヘリコプターを私に貸すために会いに来ました。この会社は能動的に雑音と振動の減少を管理する分野で世界的なリーディングカンパニーです。このレースを通じて、私はこれらのヘッドホーンを付けてレースに優勝しました。これはIMOCAのような雑音が極めて大きく疲れの原因になる艇では大変に重宝でした。リラックスできるということは大変に貴重なことです。これらのヘッドホーンはもとにある雑音を無力化して素晴らしい音を聞かせます。大西洋横断レースの後、TechnoFirst 社の社長はこの契約を続け、バンディグローブでの彼らの優位性を取りたいを申し出ました。徐々に彼らはFaceOcean のために最大のパートナーになる投資をする考えを巡らせてきました。TechnoFirst社は私のプロジェクトに似ています。彼らは、バンディグローブの中での私のように、大きな会社がいる中で存在する能力を持った小さな会社です。」
あなたはバンディグローブでの十分な予算を持ったのですか?
「私たちはプロジェクトをスタートした時に目標とした資金調達を完了しました。およそ14社が色々なレベルでの投資で私を支えてくれています。TechnoFirst社は最大のスポンサーですが私は他に5つの大事なパートナーを持っています。TPM, 4W, Alcatraz It, VirtualRegatta, Club Ampelos and Viris です。私のバンディグローブの予算は顕微鏡でしか見れません。艇を購入する金額を含めて35万ユーロ(約3900万円)です。思うような予算を持った大きなチームが好きですが、私は、バンディグローブは手ごろなレースとして残り、登ることが必要な山は征服されるということを証明しようと思っています。多くの人が参加できます。あなたもそのためには、それを対象にし、睡眠を削り、一生懸命働く必要があります。」
サウザンプロジェクトはあなたに取って重要なのですか?
「そうです。TechnoFirst社はマルセイユからそう遠くないオバーニュが本拠地です。私は南フランス出身の活気のある会社の紋章を塗ることができて光栄です。6社(TechnoFirst社と5社のプレミアムパートナー)の主要なスポンサーの中で、4社は地方の会社です。ツーロンではほとんどの人がバンディグローブを知りません。私たちは、私たちが南ブルターニュで受けられるような同じ技量を持った集団を周りに得ることはできません。何もないここで物事をするのはやりにくいのです。しかし、それでも私たちはバンディグローブへの準備を決してやめません。出資者を募り、準備するチームをみつけます。」
「あきらめることはありません。」
過去数週間のうちで失望したニュースはあなたの艇が計測中にマストを折ったことです。」
「艇はバンディグローブのために組み立てられたマストで、準備の最終段階でした。私たちはIMOCAクラスが求められる90度安定度テストを行っていました。片側に横転させた時、シェラウド(マストを横方向に支えるワイヤ)の一本が切れました。そしてマストが4つに折れたのです。まったくそれはバンディグローブスタートのわずか2か月前です。しかし、我々はあきらめることはできません。そしてみんなが前進しようとしていました。私たちは何事もなかったかのように、準備を続ける決心をしました。私たちがすべきことは代わりのマストを見つけることでした。」
どうやってこのマストを見つけたのですか?
「マストが折れたというニュースがあってから、私たちは艇にマストを付ける8件の提案を受けました。それはバンディグローブに挑戦する他のチームからのものも含んでいました。私たちは全部の提案を読んで、予算と予定に基づいて決定をしました。記憶に残るこの事故の後、みんなが私たちを助けてくれました。助けるために団結する人々を見たのは素晴らしいことでした。」
「私たちはこの災難を、災い転じて福となしました。」
それでは、11月6日のスタートに参加するのは確実ですか?
「もちろんです。マスト作業は完璧にうまくいっています。10日のうちに私たちは私たちを打ちのめした事故から離れて物事を本当の好機に変えました。これは私たちが夢を失うことを変えました。それはこの小さなチームに取って本当に勢いを与えました。」
多くのハードルがバンディグローブへの道のりにありました。
「言うまでもありません。スタート出来るようになるまでには、起こった長い物語があります。私は9か月のうちに自分のマストを二回失いました。しかし、私は私がバンディグローブにいいコンディションで臨めるようにするために頑張り続けました。私が心配していては11月6日を待つことはできません。私が出港すれば、それはまた違う段階に入ってゆくということです。準備がすべて終わった後は、それは別の物語です。または、他の何より大事なことなのです。一旦私たちが海に出れば、私はレ・サーブル・ド・オロヌからレ・サーブル・ド・オロヌに艇をいい状態で戻すセーリングに専念します。しかし今は、私は次の数週間のうちにすべきことをやり遂げなければならない崖ぷっちに立っています。」
インタビュー:Oliver Bourbon / M&M
翻訳:Watson Courtier
追加情報:スキッパー