バンディグローブ前の最後の戦い、AZIMUT CHALLENGE

 

バンディグローブに登録している16名のスキッパーがこの週末ロリアンで開催される第6回AZIMUT CHALLENGEに参加します。これは次に単独無寄港世界一周ヨットレースに挑戦する半数以上です。金曜日、現地時間17時、AZIMUT CHALLENGE に参加するセーラー達は24時間の単独レースに出走します。そして、土曜日、彼らはGroiz 島を巡るレースをクルーを載せて行います。レ・サーブル・デ・オロヌを11月6日にスタートするバンディグローブまでちょうど40日と少しを残すだけです。誰しもがこの大きな催しの前にいかに彼らがお互いに能力を上げているのか知るこの最後の機会に興奮しています。

 

バンディグローブが開催される年として、この2016Azimut Challengeへの参加者のラインナップは印象深いものです。それはすでに今までに最低1回はバンディグローブに参加したことのある10名のセーラーと単独無寄港世界一周レースに初めて参加する6名のルーキーが参加しています。彼らすべてにとって、これは着物の試着のようなものです。「この2016レースはある意味バンディグローブの序盤戦のようなものです。多くの夜間作戦行動を伴うスタート前の試験走行です。それは、もう少し長いレース、しかし、それは私たちが失敗することができないもの、それを達成するために与えられたチャンスなのです。」とBanque Populaire Ⅷ号のArmel Le Cleac'hは述べました。

 

この6回目のAzimut Challengeには、5,6名のVPLP-Verdierが設計した最新型のフォイル艇に乗ってバンディグローブを戦うセーラーを見受けます。Armel Le Cleac'hはもとより、Jean-Pierre Dick (StMichel-Virbac), Sebastien Josse (Edmond de Rothschild), Morgan Lagraviere (Safran), そして Alex Thomson (Hugo Boss)です。唯一のオランダ人セーラー、Pieter Heerema (No Way Back)は残念ながら出ていません。しかしながら、別のフォイル艇がこの週末、ロリアンに表れます。Jeremie Beyouの Maitre CoQ号です。それは旧世代のIMOCA艇にフォイルを装着した唯一の艇です。

直線のダガ―ボードを装備した3隻の最高の艇が同じく参戦します。Vincent RiouのPRB, Paul MeilhatのSMA, そしてYann EliesのQueguiner-Leucemie Espoir号です。

登録している他の艇はRomain Attanasio のFamille Mary-Etamine du Lys, Bertrand de BrocのMACSF, Louis BurtonのBureau Vallee, Conrad Colmanの100%Ntural Energy, Tanguy de LamotteのInitiatives-Coeur, Alan RouraのLa Fabrique,そして最後に、Thomas RuyantのLe Souffle du Nord pour le Projet Imagine号です。彼らは普通の感情を吐露しました。「私たちは、私たちがどのようにすればいいのか理解しようとしています。同時に、私たちは気が狂ったように海の上に出て行こうとしているのでもありません。私たちは艇に対して注意を払わなければなりません。そして過剰なリスクを取ってはいけないのです。」

何かが壊れたり、事故にあったりして、余分な仕事を増やす危険性を持つことは本当につまらないことです。バンディグローブまであとわずかしかないのです。「Azimut Challengeはすばらしい練習なのです。」Paul Meilhat は説明します。「まず最初に。16名がスタートラインにいます。そしてそれから、バンディグローブのスタート前に艇と一緒にすべてのことをなす最後の機会だからです。そして最後に、その結果、私たちに少しプレッシャーがあるということです。多くの人々、来賓、そしてジャーナリストがくるのです。それは私たちにその種の雰囲気を感じさせるのです。」

 

24時間の単独レースと、Groix島を回るクルーを載せたレース

 

Azimut Challengeは金曜日の夕方5時にAzimut24時間レースとしてバンディグローブレース役員のJacques Caraesによってコースが示されて始まります。彼は今週末のロリアンでのこの催し物にも同じく参加するのです。この催しものは微風の中で始まるでしょう。そして到着する前の土曜日になって、20ノットの風が予想されています。挑戦者たちはそれ故にコースを通して天候の変化を経験するでしょう。

 

「天気予報を見て、岸辺に寄って帆走する競争者たちを避けるため、私はGroix島の西南西への三角のコースを取って海の遠方へ出なければなりません。」とJacques Caraesは説明します。「船隊は風に向かい90度の角度の、長い横風を受けての帆走で西に向かいます。その後、向かい風を受ける帆走が少しあり、彼らはレ・サーブル・デ・オロヌの緯度になるまで走ります。その後、彼らは追手でGroix島へ戻ってきます。それはおそらく彼らに回頭を迫ります。」

レースコースはおそらく改変されているでしょうが、それはスキッパー達にいかに240マイルの距離をこなすのか理解させるに違いありません。

 

挑戦者達は土曜日の午後に岸へ戻って来ると思われています。日曜日には、彼らはクルーを載せてGroix島を回るレース、AZIMUT-IMOCA60タイムトライアルに参加します。それぞれのスキッパーはパートナーと同様に彼らのチームのクルーメンバーを艇に載せる特権を持っています。もし状況が許せば、彼らは昨年Vincent Riouと彼のクルーたちがPRB号で出した。1時間8分10秒でフィニッシュした記録を打ち破ることができるでしょう。