English Original
最高の天気:最初の24時間は高速発揮
11月5日
日曜日の12時2分、バンディグローブのスタートの合図が鳴り響くと、29名の単独航海のセーラー達はまっすぐにフェニストレ岬を目指すことができるようになります。ビスケー湾を横断して350マイルあります。スペインの北西の回頭場所のこの岬は、24,400マイルの無寄港世界一周レースの最初の主要な難関です。15から20ノットの北風にのって、北回帰線へ向かって取り舵(左へ)を取る前に、先頭集団は月曜日の朝にはスペインの沿岸に到達するに違いありません。
それは、誰に聞いても、1989年の最初のレース以来、どのバンディグローブのスタートをとっても、最もいい天気予報だと言います。彼らは、カナリヤ諸島からの貿易風をつかまえるため、いい形で、ビスケー湾を抜けなくてはなりません。
大西洋沿岸で過去4か月間以上姿を現している特別な天気は数日間は続くでしょう。このことは単独航海のスキッパー達を直接まっすぐに暖かい気候へ向かわせるに違いありません。赤道の周りの熱い天気に直接向かいさえすれば、彼らは10日以内にそこに到着するでしょう。これは2004年、Jean Le cam が作った、10日間11時間28分以来の記録的なタイムを生むでしょう。
このとてつもなくいい天気の状態はアゾレス高気圧のおかげです。それはアイスランドからアゾレス諸島へ伸びています。そしてそれはグリーンランドから下りてきた元熱帯低気圧の影響で、南へゆっくりと動いています。これはバミューダ高気圧が南東に動いてアゾレス高気圧と合体するための余地を残しています。しかし、秋は来週の終わりにバンデイでは嫌な様相を示そうとしています。
優位に走ります。
日曜日のスタートは北北西の12ノットから15ノットで吹く風で始まります。スタート後、太陽は徐々に見えなくなります。しかし、風は雲を晴らす程度にほどよく微風で残ります。セーラー達はビスケー湾をほぼ真北の方位340度(フェニストレー岬に向かうにはおよそ240度)の20ノットから25ノットに上がる横風で横断することができます。この調子では、先頭集団は、月曜日中にすでにフェニストレ岬を通過するでしょう。風は30ノットに上がり、雨になるでしょう。彼らはスペインの沿岸に大変に接近して、分かれた形で東へ帆走するでしょう。
その地点で、彼らのスピードが落ちるマディーラ島とカナリア諸島へ向かうため、いまだに北から吹いている風の角度に注意を払わなければならなくなります。船隊はポルトガルの沿岸を快調に通過します。フォイル艇は、高気圧の東の端のさらに積極的な航路を取ります。一方で伝統的なダガ―ボードの艇は(白石艇はこれにあてはまる)より容易な直線のルートを見つけるでしょう。それはより強い風のアフリカ沿岸から200マイルのを帆走することを意味します。
島の東側、西側を100マイル行こうとすれば、彼らはマディーラ島から最低50マイルは離れていることが必要になります。カナリア諸島では、25ノット(風が落ちると少し弱い)かそれ以上に強くなった風の中を通過しなければならないでしょう。または、さらに200マイル西寄りに向かって(そこは風は15ノットぐらいの軽い風になる)通過しなければならないでしょう。
接戦が起こります
彼らがカーボベルテ岬に接近すると、先頭集団は選択する必要が出ます:そこは貿易風がもっと強い、セネガルと島の間を帆走するか、さらに西寄りにサント・アンタン島(カーボベルテ諸島の一つ、そこは最も西寄りで2000m以上の山々がある)、を通過するのかを選択します。もし彼らが最初の選択肢を選ぶと、およそ西経28度の無風地帯をやりすごすことができます。それは船隊の風上の赤道へ到達しやすくします。一方で2番目のケースでは、彼らはもっと西寄りに、およそ西経31度になり、それは赤道を越えるのを困難にします。彼らが南半球で貿易風をつかまえてしまうと、セーラー達はブラジルへ接近してしまいます。
まとめると、北大西洋を降りる航海では、先頭集団がビスケー湾を横断するのは大変に早く24時間以内になると思われます。彼らは、三日半で北回帰線(北緯23度26分)を越えるでしょう。そして、カーボベルテ岬をの緯度を今度の週末前に越えるでしょう。無風地帯までこの風は続くでしょう。そして、先頭集団と最後尾では1000マイルぐらいの差が生じるでしょう。
DB/M&M
翻訳:Watson Courtier
as of Nov.7 2016.