安全第一:計測員の役目

Safety First: The role of the measurers


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安全第一:計測員の役目

 10月21日

 

バンディグローブは最も優れた外洋レースです。挑戦者たちはおよそ25,000マイルを、航海中一人で世界一周無寄港支援なしで帆走しなければなりません。その航海は75日から102日間続きます。29名の第8回大会に登録されたスキッパーたちは、このセーリングン・マラソンは劇的な安全計測をセーラとボートを守るために要求していることを知っています。フランスセーリング連盟は時間をかけて検査を行うと共に船上に搭載された装備の承認を、すべての技術的な事故に備えてまたは医学的な問題に備えて審判します。

 

10月14日、IMOCA単胴艇がオロヌ港へ到着して以来、スタートまで3週間になりました。フランス・セーリング連盟のFFVoile(団体の名前)から派遣された審判員は、気を付けるべきレースの大事な側面を説明しました。一方で、国際審判団は世界各地からの5人の専門家で構成されています。スペイン人、2人のフランス人、ニュージランド人、そしてイギリス人です。その役目は全ての反則を審判し、時間罰を与えます。それはレ・サーブル・ド・オロヌへフィニッシュする前に加えられます。

 

それから3人のメンバーで構成されるレース委員会があります。それはChristophe Gaumont に率いられ、基本的にスタートとフィニッシュの期間に注意を払います。IMOCA単胴艇の専門家の計測員と安全検査のチームはそれぞれの艇が十分に装備されているか、そしてスキッパーはこの国際レースの重要な事務手続きの責任を果たしているか確認する立場にあります。

 

8人のチーム

 

男性7名と女性1名が先週の週末から力を入れてボートの上で順番に検査を継続しています。「私たちは5頁の通しのチェックリストを持っています。安全を考え、情報交換の意味も含めておこないます。私たちは、同じく艇に載せてあるいくつかの装備品の上に封印をしています。そのため、装備品はレース中に動かすことができなくなります。(救命ゴムボート、碇、バッテリーなど)」とNathalie Monir、備品検査官は説明しました。バンデグローブで競争するために関する艇の上での徹底的な検査はおよそ3時間かかります!

 

彼らは同じく位置と緊急用ビーコンの数値が一致することを、VHFコードとその他の詳細データによって確認しなければなりません。そうすることでMRCC(海洋救助センター)はこれによって即座に遭難ビーコン電波を発射したスキッパーを特定することができます。事実、それぞれのボートはレ・サーブル・ド・オロヌへセーリングする前に計測をされています。これらの検査は基本的にボートの仕様書に関して行われます。(長さ、幅、吃水、マストの高さなどです。追加で復元性能テストが、もし波浪で転覆した場合、IMOCA単胴艇が自力で復元できることを確認するために行われます。

 

「ボートは既に計測されています。今私たちが焦点を当てているのは安全装置です。私たちの検査リストの詳細はIMOCAクラスの規則が要求していることと、バンディグローブと国際法の下での規則に関係する具体的な規則との混合です。Route de Rhum、the Transat、そしてTransat Jacques Vabre のような他のレースに比べて、私たちはもっと多くのやるべきポイントを持っています。なぜならばもっと多くの装置が艇の上にあるからです。私たちは真水の準備やタンクの中のディーゼルオイルの量も検査します。」検査官は付け加えました。

 

偉大な安全計測員

 

配布されたその他の主要な項目に含まれるのは、ボートと陸の間の通信手段のすべて(VHF無線機、イリジウム衛星電話、AIS、衛星電話など)、ボートを判別する手段(船体、付属装備、セールマークの蛍光塗料)、救命ゴムボート上の標識、サバイバルキット、緊急用真水、碇、その他ボートに搭載される安全装備(防水用材木、命綱、手すり、防水区画)などです。彼らはまた国際安全基準に合うすべてのものを検査します、(ナビゲーションライト、消火器、医療用備品、海図、トーチ、スポットライト)、また、エンジン、発電機、そして淡水化装置などもです。

 

29隻のバンデグローブで競争するボートを全てを29名の検査員が、一人のレース公式計測員(Jen-Luc Gautier)と一緒に検査します。彼は検査員チームの一員です。彼は全ての適切なデータを集めます。

2人の3組のチームそれぞれがIMOCA60艇の上で毎午前、午後、完璧に検査をします。そして毎日6隻のボートの検査が行われます。一旦すべての計測と検査が承認されると、彼らはそれから他の検査と手続きを行います。例えばレースセールへの刻印、ディーゼルと真水タンクの大きさの検査、遭難位置ビーコンの番号の最終検査の実施などです。これらすべてのきつい仕事は、何か技術的な問題がないかどうか、単独セーラーが処理できるか、また、もしそうでなければ、国際緊急海洋救助チームをできるだけ早く呼ぶための要請ができるかどうか、を確実にするために必要なのです。

 

記事:DBo / M&M

翻訳:Watson Courtier

Oct.28 2016.