６月１７日バンディグローブ記事の翻訳：

Translated by Watson Courtier. as of June 17.2016

 

翻訳：Courtier Watson on July 16 2016.

 

２００８年世代のボートが今回のレースの中でさらにレースを行います。

 

２００８年～２００９年のバンディグローブレースには、レースの歴史上、今までにない最も多い３０名ものレーサー達が参加しました。

そのため、８年たった今、その時代に建造されたボートを使用するスキッパーが現れることは全く不思議なことではありません。この時、単独世界一周レースのために公式に登録されたボートの中で、２００６年から２００８年の間に進水したボートに、１１名のセーラー達が乗ろうとしています。そして、さらに私たちはおそらくニュージランド人のコンラッド・コールマンと日本人の白石康次郎を加えることになるでしょう。

ニューヨークバンディ・レースは色合いを変えました。それはレーサーにとっても観客にとっても興味深い戦いになることでしょう。

 

彼らは新世代のIMOCA60艇を持ってくることはないでしょう、そしてまた明らかにフォイルも持たないでしょう。しかし、彼ら全員が自分の戦略を話したいと、うずうずしています。私たちは次のバンディグローブに公式に登録している彼らの名前を見れば、２００８年～２００９年の単独無寄港世界一周レースのために建造されたボートを準備しているのが１１名ではないことに気づくはずです。これらのボートは２世代前のボートですが、それらはまったく競争力を失っていません。私たちは、５隻のFarrの設計した艇（Tanguy de Lamotte, Fabricw Ameseo, Jean Le Cam, Louis Burton, Arnaud Boissieresが操船する）、３隻のFinot Conqの設計した艇（Eric Bellion, Bertrand de Broc, Stephane Le Diraision)、２隻のVPLP-Verdierの設計した艇（Yann Elies, Thomas Ruyant)、そして１隻のOwen Clarkeの設計した艇（Rich Wilson)を見ることができます。そしてConrad Calmanと白石康次郎もまた２００５年と２００７年に進水したそれぞれの艇で帆走する予定です。しかし、今現在、彼らはまだ次のレースに正式に登録されていません。

 

すべての２００８年～２００９年のレースの入賞艇について。

前のSAFRANに乗ったMarc Guillemotは２００９年のバンディグローブの表彰台に立ちました。

Queguiner-Leucemie EspoirのスッキパーであるYann Eliesは最も高度に調整されたボートを持っています。私たちが、彼が経験のおかげで、２０１５年の Jacques Varbre 横断レースで３位になるのを見たように、Yannはおそらく先頭集団の中でいいところにいくでしょう。「この６０フィート艇は大変な可能性を持っています。彼女は間違いなくその世代の最もよいボートです。」と彼は断言します。 「彼女は建造に１２か月という長い期間がかかっています。そして本当に宝石のように完璧に仕上がっています。彼女はまた他にお手本を示した伝説に残るIMOCA艇です。SAFRANはVPLPチームとGuillaume Verdierの間で初めて行われた協業の結果です。彼女を参考にして、次のバンディグローブを戦う６隻の新しいボートは全てVPLP-Verdierによって設計されています。」

 

未だ資金を完全に調達するために忙しく走り回っている Jean Le Cam もまた大変に競争力のあるIMOCA６０艇を購入しています。それは世界１周レースを２回制覇しています。Michel Desjoyeauxが操船した２００８年～２００９年のバンディグローブ、そしてBernard StammとJean Le Comがスキッパーだった２０１４年～２０１５年のバルセロナ・ワールド・レースでです。

 

Bertrand de Broc は２００８年～２００９年のバンディグローブで完走したArmel Le CleachのIMOCA６０艇に帆を揚げます。「私たちの内の多くがすでにボートを出港させる準備を整えています。それは３回目のバンディグローブを戦うことになるIMOCA艇です。それはそこに参加しそしてやり抜いた艇たちです。」

 

Bertrandはかつて私たちに話したことがあります。

「２００８年～２００９年のバンディグローブのために設計された艇に帆を揚げようとしているスキッパーたちは最小限必要な予算で準備をしています。私たちはある偉大なささやかなプロジェクトについて話す必要があります。Arnaud Boissieres と協力して、私たちは２００８年～２００９年のバンディグローブのために進水したボートを集結させることになる、２００７年レ・サブレス・デ・オロネ・トロフィーを行おうとしています。」

 

「私たちは、もし私たちが最も新型のボートでなくても、戦うことができます。」

 

Arnaud Boissieresは、Farrが設計した２００７年に最初に進水した、かつてのJean-Pierre DickのPaprec-Virbac 2に乗って出港しようとしています。「多くの２００８年世代のボートがスタートしようとしています。それは素晴らしいことです。」Arnaudは満足しながらそう言っています。「Yann Elies とthomas Ruyantによって操船された２隻のVPLP-Verdierの設計した艇は

大変な性能を持っています。しかし、私は Bertrand de Broc, Tanguy de Lamotte, Fabrice Amedeo,そしてほかの人たちとも戦わなければなりません。私たちは本気で戦い、そして時にはお互いが見える所で帆走することさえするでしょう。それは孤独に戦うよりいいことです。」

 

かつてのSAFRANの姉妹艇で、VPLP-Verdierが設計した

Thomas Ruyantの Le Souffle du Nord Planは実に素晴らしいボートです。しかしながら、それは、Kito de Pavantが操船した時、２回棄権せざるを得なくなり、未だにバンディグローブで完走していません。Thomas Ruyant は説明します。「私は先頭には立てないでしょう、しかし、いい位置に付くことに必ず挑戦します。私は同世代のボートたちとは離れて戦います。レースの中にレースがあります。そして、その競争の勝利者は全体的に見ていいところに行きます。」

 

２００８年世代のボートのスキッパーたちは全員、これはワクワクするレースだ、ということに同意しています。Louis Burton のように、多くが実際に熱狂しています。

「本当の競争が始まるでしょう。もしあなたが豊富な予算を持たなくても、そして本当に限られた装備しか持たない艇でも、このレースはなお必死に戦えるということを示すでしょう。それは士気を高め、そして大事なことです。私はおそらくそのような競争力を上げる装置を付けないでは単独無寄港世界レースに出港しないでしょうが。」Bureau Valleeのスキッパーは付け加えました。

 

前の Hugo Boss に乗る Stephane Le Diraisio は同じように士気を高めています。「私はもう少しでもっと古いボートを買うところでした。」彼は私たちに話しました。「しかし、私はいい競争を楽しみ、そうして私のIMOCA艇が私を他の競争相手から勝てるようにさせる艇にしたいと思いました。２００８年世代の艇は私にとっていい選択だと思えます。」

同じく、Tnguy de lamotte, Eric Bellion, Fabrice Amedeo, そして Rich Wilson は２世代前のボートを手に入れていますが、おそらくこの意見に同意するでしょう。

 

ニューヨークバンディ・レースを通して、私たちはこの世界一周レースがどのような戦いになるか考えを得ました。Yann Elies は彼が期待したほどの良い結果は得られませんでした。なぜならレースの初番で衝突事故を起こしたからです。Conrad Colman にとっても同じことです。彼はニューヨークを出発するのが他よりも遅くなりました。しかし、Tanguy de Lamotte, 白石康次郎、そしてFabrice Amedeo (それぞれ、６位、７位、８位でレ・サブレス・デ・オロネ港に入りました）はお互いに模範となるレースを行い、そんなに大差なくフィニッシュしました。それは私たちに興奮するレースを期待することができるように思わせました。

 

２００８年～２００９年のバンディグローブのために建造されたIMOCA６０艇で出場するセーラー達。