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10か国が第8回バンディグローブに参加

8月19日

 

バンディグローブの国際化ははっきりと進んでいます。登録されている28人のスキッパーの内、9人がフランス以外です。第8回大会では全員で、4大陸、10ヵ国を代表しています。フランス、スペイン、ハンガリー、アメリカ合衆国、イギリス、スイス、オランダ、日本、ニュージランド、そしてアイルランド。これは単独無寄港世界一周レースにおいてかつてない最も多岐にわたるラインナップです。9人の外国人スキッパーたちは23歳から66歳までのバラエティに富んだ経歴を持っています。この多様性はバンディグローブの魅力を高めます。

 

いずれにしても、28名のセーラーがバンディグローブに登録され、資格を取得しています。フランス人19名、スペイン人1人(Didac Costa)、ハンガリー人1人(Nandor Fa)、アメリカ人1人(Rich Wilson)、イギリス人1人(Alex Thomson)、スイス人1人(Alan Roura)、オランダ人1人(Pieter Heerema)、日本人1人(白石康次郎)、ニュージランドから1人(Conrad Colman)そしてアイルランド人1人(Enda O'Coineen)。これに2人の期待のフランス人を加えなければなりません。しかし、彼らはまだ資金が不足し、資格を取得していません。Jean Le Cam と Jean-Francois Pelletです。9人の挑戦する外国人スキッパーたちの中で、3人はバンディグローブに再び参加する人たちです。一方で、他の人たちは初めて海のエベレストに挑もうとしています。

 

Alex Thomson、Nandor Fa そして Rich Wilson は戻ってきました。

 

イギリス人セーラー、Alex Thomson はフランス人以外で、この2016-2017レースに優勝する最も大きなチャンスを持っています。彼は4回目の参加に、一つの明確なゴールを持っています。彼は2013-2014ですでに表彰台に立って後、最も栄誉ある単独レースで優勝する最初のフランス人以外になりたいと思っています。彼の経験と能力を除外しても、Alexはフォイルを付けた新世代のIMOCA60艇で候補になり得ています。

 

ハンガリー人セーラーの、Nandor Fa は最後に参加してから20年、3回目の挑戦です。Alex Thomsonと違い、彼は優勝を目的にしていません。しかし、彼の1993年のきちんとした5位の後の、2回目の単独世界一周の全行程を完走することを目指しています。「バンディグローブは私の人生です。しかし、この世界一周レースの後、私は64歳になります。それが私がレースをやめるタイミングだと思っています、」と彼は私たちに話しました。

 

戻ってきた3人目のセーラーは、アメリカからきました。66歳、Rich Wilsonは今年のレースの最も歳を取った挑戦者です。彼は彼が2009年に、世界を一周しながら子供たちのために講習プログラムをやっていた121日間の記録を超えることを目的に戻ってきました。「私は私たちがやっているすべてのことがレースがアメリカ合衆国でよりよく知られることを助け、そしてそのあと、もっと多くのアメリカ人が参加するようになることを助けると期待しています。」とRich Wilsonは付け加えました。

 

Didac Costa はレースが1989年に初めて始まって以来、バンディグローブに参戦した4番目のスペイン人になります。彼はJose de Urgate、Unai Basurko、そして Javier Sanso の足跡を追っています。「文化的に、外洋レースはスペインにはフランスのように根付きませんでした。社会もメディアも興味がありません。」Didacは説明しました。「しかし、徐々に、物事は変わっていきます。特に3回のバルセロナワールドレースでスペイン人のセーラー達がこの世界に入って来れるようになりました。物事が動き始めました。そして、今、私たちはバンディグローブに参加してそれを続けなければなりません。それは時間がかかるでしょう。しかし、、それは期待されています。物事は1日では変わりません。」

 

バンディグローブの歴史で最も若い、Alan Roura 23歳は海のエベレストに参加し、Brenard Gallay、Bernard Stamm、そして Dominique Wavre からバトンをひきついだ、4番目のスイスセーラーであることをはっきりと誇りに思っています。「スイスを代表することは大変な名誉です。バンディグローブは、世界で有名な大きなレース、 THE や、単独オーシャンレーサーのためのHoly Grail とともに残っています。人々はいつもこれらの大レースに、毎回参加したスイスのセーラーが 最低一人残っているのを見たいと思っています。そしてメディアも私たちをフォローしています。」Alan は説明しました。

 

4つの国が初めて参加します、日本、ニュージランド、オランダ、そしてアイルランドです。

 

登録された他の外国人スキッパー達は尊敬する自分たちの国々で初めてチャンスをつかんだ人達です。日本人セーラー、白石康次郎は初回のバンディグローブのために、大陸すべてを代表する用意をしています。これは海のエベレストの国際化のために前向きな非常に大きな一歩です。白石康次郎が単独無寄港世界一周レースに挑戦することを発表した時、日本ヨット連盟の理事長は、「日本のヨット業界に取って、東京が2020年のオリンピック開催地に決まったことと、2017年のアメリカズカップにソフトバンク・ジャパンがの参加することに続く3つ目のいいニュースです、」とこれを歓迎しました。白石康次郎は、バンディグローブに参加する、最後ではなく、最初の日本人セーラーになったことを喜んでいます。

 

Conrad Colman (彼はアメリカとの2重国籍)のおかげでニュージランドはまた初めて参加します。若いスキッパーはすでに2人乗り世界一周レースを2回完走し、そして今、再び単独航海をしようとしています。「ニュージランドは、特に、アメリカズカップとウイットブレッドで歴史的にも船乗りの国です。今はバンディグローブが、フランス以外に拡大する世界的な冒険になる時です。私たちは正しい航路にいます。私はバンディグローブの拡大に貢献できることでかぎりなく興奮しています。」彼はすこし前に私たちに話しました。

 

ほかの国で始めて参加するのは、Pieter Heerema によるオランダです。彼はVPLP-Verdier 設計のボートで出走します。それはもともと,、イタリア人、Andrea Mura のために、イタリアの経済崩壊でスポンサーが降りる前に建造されたものでした。「私は20年間、バンディグローブの熱心に追っていました。」 Pieter は説明しました。「挑戦の機会がやってきました。わたしはMichel Desjoyeaux に会いました、そして私たちはお互いに言いました、やらない理由があるか? 私はここまで長い道のりでした、そして、私は若くはありません。私の挑戦は完全に単独世界一周をすることです。」

 

Enda O'Coineenとしては、彼はバンディグローブに参加する初めてのアイルランド人になろうとしています。このビジネスマンでありセーラーとして認識されている彼は彼の母国で外洋レースを数多く作り出してきました。「私はこの夢のレースにアイルランドを代表して参加できることを本当に喜んでいます。」彼は嬉しそうに私たちに話してくれました。「私たちは多くの熱狂的な支援者たちを持ち、そして、このプロジェクトに突き進む経験を持っています。私たちは無駄な努力をしようとはしていません。しかし、私たちはこのプロジェクトにどっぷりとつかっているのです。私たちの主なゴールはこの壮大な冒険の中で、世界を安全に周る航海をすることです。」

 

登録済みの9人の外国人スキッパー

 

・Didac Costa(Spain) 35歳 1回目

・Nandor Fa(Hungary) 64歳 3回目(1992‐1993 5位、1996‐1997 棄権)

・Rich Wilson(USA) 66歳 2回目 (2008-2009 9位)

・Alex Thomson(Britain) 42歳 4回目

(2004--2005, 2008-2009 棄権、2012-2013 3位)

・Alan Roura(Switzerland) 23歳 1回目

・Pieter Heerema(Netherlands) 64歳

1回目

・白石康次郎(日本) 49歳 1回目

・Conrad Colman(NewZealand) 32歳

1回目

・Enda O'Coineen(Ireland) 60歳 1回目

 

バンディグローブ外国人の歴史

 

1989-1990:13人中3人・3か国

1992-1993:15人中7人・6か国

1996-1997:16人中5人・5か国

2000-2001:26人中11人・7か国

2004-2005:20人中7人・6か国

2008-2009:30人中13人・7か国

2012-2013:20人中8人・6か国

2016-2017:28人中9人・10ヶ国

 

記事:Olivier Bourbon / M&M

翻訳:Watson Courtier

 

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