PRB into the lead.


English Original

PRB INTO THE LEAD.  May 30


5月29日の15時半(UTC19:30)に薄いもやがかかったニューヨーク港を離れて以来、ニューヨーク・バンディーレースに参加している船隊は北寄りのグループと南寄りのグループに分かれました。これは主に込み合うことを避ける戦術的な理由によるものです。27マイルの長く離れた航路を取るのはニューヨークを離れてすぐにおきました。南側を行く小さいグループはポール・メイルハットのSMA, レースをリードするのが好きなアルメル・レ・クリーチの乗ったバンク・デ・ポピュラリエール、そしてジェレミエ・ビユーのマイテュレ・コクの密集した3隻と、後を追うニューエスト・マットマットに乗ったファブリス・アメディオから成ります。

北側を行くグループは、スタートからセント・ミカエル・ビルバックに乗ったジーン・ピレッツ・ディックにリードされていました。しかし、報告の途切れた一夜のうちにポジションはPBRに乗ったビンセント・リオウがセント・ミカエル・ビルバックとセバスチャン・ジョセのエドモンド・デ・ロスチャイルド、ヤン・エリエスのケグナー・ルセミエ・エスポアールを押しのけて彼らの北へ3マイルリードしていました。

 

この後のグループはゴールまでの距離を考えると、ある面、優秀な円陣に近いこともあって、うまくやっています。しかしそれは明らかに未だ始まって間もないからです。

 

今朝4時UTCの最初の位置報告ではSMAによって2グループの南側の最初の艇が北側の端と入れ替わったことを示していました。

 

興味深いことに、現在のコンディションでは新しいセミ・フォイルを付けた艇よりも、旧世代のダガーボード艇のほうが有利であるように思えることを表しています。しかしながら、すべての先頭を走る艇が15ノット近くを出して、未だに心地よい南南西からのまっすぐに吹く風に乗って東に進んでいる状態では、スピードの違いは公然と明らかになっていません。

 

微風はわずかばかりおさまり、そして朝後半のUTC(協定世界時)まで南西に吹く前に、短期間に南に向けて吹くと予想されています。

 

スキッパー達は現在北緯40度30分以下に留まろうとしています。それはナチュケットショウルズの南へ向かう、彼らの正面の次の100マイルかそこらを、西から東に向かって待ち構える広い地帯での、次の航路分離方式の設定に対応するためです。

 

しかし、これらはこの朝後半に始まるように予定されている、ジェットコースターに乗るような発表(急に上がったり下がったりすること)に影響することはないでしょう。

 

Translated by Watson Courtier. on July 15 2016.